こんにちは shige です。
今回は
「のんびり石垣島散策」の第2弾です。
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石垣島の観音崎の高台にたたずむ墓地。
「唐人墓(とうじんばか)」へ行ってきました。
場所はこちら。
石垣バスターミナルから
東運輸バス「川平リゾート線」で約20分
「唐人の墓」バス停を下車してすぐです。
前回「のんびり石垣島散策」の第1弾で訪れた
「冨崎観音堂(ふさきかんのんどう)」の近くです。
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ここは無料の駐車場があるので
レンタカーでも来られますね。
トイレや飲み物の自動販売機もあるので
ちょっとした休憩場所として立ち寄ることもできます。
それでは行ってみましょう。
駐車場の脇にある階段から墓地内へ。
バス停脇の階段からも入れます。
特に門などはなく常に開放されていて
入場も無料です。
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段差の少ない階段を上がると
すぐに特徴的な墓石が見えてきます。
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この「唐人墓」は咸豊2年(1852年)に起こった
ロバート・バウン号事件で犠牲になった中国人苦力(クーリー)の慰霊のため
昭和46年(1971年)に建立されました。
ロバート・バウン号事件とは
咸豊2年(1852年)、 中国福建省の廈門(アモイ)で集められた400余人の労働者(苦力:クーリー)がアメリカ商船ロバート・バウン号でカリフォルニアへ向かう途中で起きた事件。航海中、苦力たちが辮髪(べんぱつ)を切られたり病人を海へ投棄したりといった暴行に耐え兼ね、船長以下7人を撲殺し船を奪うが石垣島沖で座礁。380人の苦力が上陸するのだが、米英の兵船が3回にわたり来島し厳しい捜索を行った。苦力たちは山中に逃げ込むも、激しい銃撃のすえ逮捕するなど凄惨を極めた。琉球王府は人道的に対応するが、疫病での死者も続出し最終的に172人の苦力を本国に送り届けて終結した。
屋根には
中国風の極彩色に彩られた
龍、鳳凰、人馬などの装飾が施されています。
とても美しいお墓なのですが
その裏には悲しい歴史があったのです。
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墓地内には六角亭があります。
脇にある看板には
「宝くじの普及宣伝のために整備された」と書かれています。
どういう経緯でここに建てられたのかなど
詳しい説明はありません(笑)
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そして奥には
八重山研究の父として知られる喜舎場永珣氏の顕彰碑
第二次世界大戦で犠牲になった米軍飛行士の碑
そして平和祈願之碑があります。
唐人墓を含め
命の尊さを改めて考えさせられる場所です。
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なんと唐人墓の目の前には海が!
ここから沈みゆく太陽を見ることができます。
この絶景で
亡くなられた方々の御霊が
安らぐことを願ってやみません。
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今回は唐人墓をご紹介しました。
極彩色の墓石に目が行きがちですが
背景を理解してから見てみると見え方も違ってきます。
石垣島へお越しの際は
是非とも足をはこんでみてください。
それではまた!
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