こんにちは shige です。
納豆が大好きで
ほぼ毎日食べているわたくし。
ある日ふとおもったんですよ。
![shige](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2020/10/cats-crop-150x150.png)
納豆って
「クサい」と言われるけど
いったいどのくらい「クサい」んだろ?
はい。
さっそく調べてみました。
臭気の数値化
「クサい」と言っても人によって感じ方はさまざま。
これでは比較できません。
ここでは
東京農業大学名誉教授(農学博士)である
小泉武夫氏が開発に関わった「アラバスター」という装置で
測定した数値をもとにランキングしています。
単位は「Au」で表され
数値が大きいほど「クサい」ということになります。
食べ物ではありませんが
1日履いた靴下が120Au くらいなのだそうです。
個人差はあるでしょうが…。
日本の「クサい食べ物」ベスト3
まずは日本国内の「クサい食べ物」から見てみましょう。
ちなみに
わたくしは3つとも食べたことがあります。
臭いも気になりませんでした。
第1位:くさや(1,267Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/1421968_m-1024x768.jpg)
日本国内の食べ物で堂々の第1位は「くさや」でした。
数値も1,267Au
1日履いた靴下の10倍「クサい」ということになりますね。
「くさや」は
伊豆諸島の特産品として知られている魚の干物。
ムロアジ・トビウオ・シイラなどを「くさや液」と呼ばれる
独特の風味と匂いのある発酵液に浸けたあとに天日干したもの。
そのままでも食べられますが焼いて食べるのが一般的。
ただし焼くと臭いが増加しながら広がるので注意が必要です。
第2位:鮒ずし(486Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/4325988_m-1024x683.jpg)
第2位は「鮒ずし」で486Au 。
「くさや」に比べると数値もぐっと落ちましたね。
「鮒ずし」は琵琶湖産のニゴロブナ(煮頃鮒)で作る滋賀県の郷土料理。
塩漬けにした「ニゴロブナ」の身に飯を詰め乳酸発酵させたもの。
出来上がった「鮒ずし」は
写真のようにスライスしてそのまま食べたり
お茶漬けにしたりとさまざま。
卵の部分はチーズのような香りで濃厚なお味です。
第3位:納豆(452Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/03/1376972_m-1024x683.jpg)
そして第3位は「納豆」で452Au
ここで「納豆」がランキングされました。
数値的には「鮒ずし」とほどんど変わりませんね。
「納豆」はご存じのとおり
煮た大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品。
高タンパク質で低カロリー。
ナットウキナーゼやイソフラボンなども含まれ
健康食品の代表格です。
世界の「クサい食べ物」ベスト3
では世界にはどんな「クサい食べ物」があるのでしょうか?
見ていきましょう。
わたくしは
まだどれも食べたことがありません。
第1位:シュールストレミング(8,070Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/9fa2bd32155cc3d818cefb0faf9d492e-1024x682.jpg)
「シュールストレミング」は
主にスウェーデンで生産される塩漬けニシンの缶詰。
スウェーデン語で「酸っぱいニシン」の意味です。
臭気レベルは驚きの「8,070Au」
日本チャンピオンの「くさや」の約7倍です。
強烈な臭いは
「魚の腐った臭い」
「生ゴミを数日間放置した臭い」と例えられます。
いったいどんだけクサいんでしょ?
こうなってくると想像もつきません。
缶内で発酵が進行するので発生したガスで缶が膨らみます。
開缶する際は発生したガスによって「汁」が噴出するので要注意。
塩気が強いので
「トゥンブロード」と呼ばれる薄いパンの上に
ジャガイモ・トマト・オニオンスライス・サワークリームを
のせて食べるのが一般的なのだそうです。
第2位:ホンオ・フェ(6,230Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/1104464_m-1024x768.jpg)
「ホンオ・フェ(洪魚膾:コウギョカイ)」は韓国料理のひとつで
ギンガエイの身を壺などに入れて発酵させたもの。
強い「アンモニア臭」がするそうです。
その臭気レベルは「6,230AU」でアジア最強と言われています。
韓国人でも苦手な人がいるようですが
冠婚葬祭には欠かせない高級料理なのだとか…。
「ホンオ・フェ」は
そのまま刺身としても食べられますが
写真のようにキムチ・豚肉と一緒に包んで食べる
サマプ(三合)が一般的なのだそうです。
第3位:エピキュア・チーズ(1,870Au)
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/e8648c6c1511c201b1c1933fb31d3ea0-1024x580.jpg)
「エピキュアチーズ」は
ニュージーランドで作られる缶入りチーズで
臭気レベルは「1,870Au」となっています。
「シュールストレミング」同様に
缶の中で発酵が進むためガスにより缶が膨張するのだそうです。
ただ今はつくられていないのでしょうか?
缶に入った状態の「エピキュアチーズ」の画像が見つかりませんでした。
現在では写真のように
真空パックの「エピキュアチーズ」が販売されています。
公式サイトによると
36ヶ月熟成による噛み応えあるハードチーズで
臭いは「STRONG」となってます。
番外編
今回はランキングされませんでしたが
世界には「クサい」と言われている食べ物がまだまだあります。
ドリアン
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/durian-3597242_1280-1024x682.jpg)
フルーツの王様と称される「ドリアン」です。
その臭いは
「都市ガスのよう」
「玉ネギが腐ったような臭い」と例えられます。
臭気レベルを探したのですが
残念ながら見当たりませんでした。
原産地は東南アジアのマレー諸島。
トゲトゲの皮の中に黄色い果肉が詰まっています。
果肉はクリーム状でビタミンB1を多く含み栄養豊富な果物です。
わたくしも食べたことがありますが確かにクサかったー。
甘みもありとろけるような果肉で
ヨーグルト(?)みたいな感じだったと記憶してます。
ちなみに…。
フルーツの女王様は「マンゴスチン」です。
ニンニク
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/04/garlic-3419544_1280-1024x682.jpg)
皆さんご存じの「ニンニク」
やはり臭いが気になる食べ物のひとつ。
臭いの元は「ニンニク」に含まれる「アリシン」
「ニンニク」に含まれる「アリイン」という化合物が
切ったりすることにより細胞が壊れ「アリシン」に変化して
あの強烈な臭いを発するわけです。
強い抗菌作用をもちスタミナ食材として親しまれています。
残念ながら
こちらも臭気レベルが見当たりませんでした。
ちなみに…。
夏バテなどで体力が落ちた時に
スタミナをつけるためにと「すりおろしニンニク」を
大量に摂取する方がいますが刺激が強すぎて胃腸を痛め
逆効果になる場合がありますのでご注意ください。
まとめ
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg)
今回は「クサい食べ物」をクローズアップしてみました。
いかがでしたでしょうか?
国内最強の「くさや」が
世界的に見ると大したことがないとわかりちょっと残念。
上には上がいるものですね。
「クサい食べ物」は
最初ものすごく抵抗がありますが
慣れてくると平気になって味わい深く感じるようになります。
あ、そうでもない?(笑)
「クサい食べ物」はまだまだあります。
あなたも是非「クサい食べ物」にトライしてみてください。
意外な発見があるかもしれませんよ。
それではまた!
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3HEDTW+604DDE+3U84+5ZMCI)
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