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お粥と雑炊は何が違うの?おじやとの関係は?疑問をスッキリ解決!

よもやま話

こんにちは shige です。

風邪で体調を崩し寝込んだときに食べた「お粥」
鍋のシメに食べる「雑炊」
おそらく皆さんも経験があると思います。

shige
shige

ちなみに…。
「お粥」と「雑炊」の違いって知ってますか?

そんなの知ってるよ~
という方も

分からないなぁ~
という方も続きをどうぞ。

結論!

どれもお米を使った料理だという事はすぐに分かりますよね。
その違いを説明するとなると難しいものです。

結論を言いますと

米を多めの水で柔らかく炊いたものは「お粥」
米を炊いてから出汁に具を入れて煮たものが「雑炊」

この2つは調理方法が異なっていたのです。

では
それぞれ詳しくみてみましょう。

「お粥」あれこれ

「お粥」は消化がよく体も温まるので胃腸が弱っているときや
風邪を引いたときなどによく食べられます。

今は炊飯器でも簡単にできるので
朝食に「お粥」を食べる人も少なくありません。

そんな「お粥」ですが
水の量によって呼び方がかわります。

全粥米の5倍量の水で炊く
七分粥米の7倍量の水で炊く
五分粥米の10倍量の水で炊く
三部粥米の20倍量の水で炊く

「お粥」と聞いて
多くの方がイメージするのが
米だけを柔らかく炊いた「白粥(しらがゆ)」ではないでしょうか?

他にも麦・蕎麦といった穀類や
豆類・芋類と一緒に煮た「お粥」もあるのです。

「七草粥」もそのひとつ。

そして「お粥」は日本だけでなく
中国をはじめ東南アジア諸国でも食べられています

鶏や干した貝柱を出汁で炊いた「中華粥」は有名ですよね。

ちなみに…。

「お粥」は出来たてが一番です。
時間がたつと糊状になって味わいが悪くなるので
「人を待たせても粥は待たすな」という格言もあるくらいです。

「雑炊」あれこれ

「雑炊」は炊いたお米を出汁や具を入れて煮込んだもの。
鍋のシメとしてもお馴染みです。

昔はご飯に水を加えてかさまししていたところから
「増水」と書かれていました。

その後は野菜や肉・魚など多種多様な具材を入れるようになり
現在の「雑炊」の文字があてられています。

ちなみに…。

沖縄料理である「ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)」

沖縄ではそば(沖縄そばや八重山そばのこと)と
「ジューシー」のセットは定番メニューになっています。

実はこの「ジューシー」という言葉は
「雑炊」が訛って変化していったのだそうです。

「おじや」との関係は?

では「おじや」はどうなのでしょうか?

実は…。
一般的には「おじや」は「雑炊」と同じものとされています。
もともとは「雑炊」を意味する『女房言葉』だったのです。

語源についてはハッキリしていないようで
米を煮る音が「じやじや」と聞こえるという説や
スペイン語で鍋を意味する「olla(オジャ)」から来ているという説もあります

女房言葉とは?
宮中や院に仕える女房が使っていた言葉。
あたまに「お」をつけて丁寧さをあらわすものや
語尾に「もじ」をつけて婉曲的に表現するものがある。

その一部は現在でも用いられています。
●おじや
●おでん
●おにぎり
●くろもじ(つまようじのこと)
●しゃもじ

地域や家庭によっては
「雑炊」はご飯を洗ってぬめりを取るなど調理方法や味付が異なり
別のものとされることもあります。

ただ明確な基準はなく
「雑炊」と「おじや」は同じものとの認識でよさそうです。

まとめ

さて今回は
「お粥」「雑炊」「おじや」についてお届けしました。

もう一度関係をまとめると

●「お粥」は米を多めの水で柔らかく炊いたもの
●「雑炊」は米を炊いてから出汁に具を入れて煮たもの
●「おじや」は「雑炊」と同じもの

特に夏場は冷たいもので胃腸が弱りがち。
消化の良い「お粥」「雑炊」「おじや」で
労わってあげてください。

それではまた!

石垣島の自然と共生するオーガニックファーム《やえやまファーム》

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