こんにちは shige です。
先日のことスパゲティを食べていてふと思いました。
パスタとスパゲティは何が違うんだろう？
好奇心旺盛なわたくし。
気になったので早速調べてみました。
違いを知っている方も
知らない方も続きをどうぞ。
パスタとスパゲティは何が違うの？
パスタとはイタリア語で麺類の総称。
スパゲティに代表される
麺状のロングパスタとマカロニに代表される
ショートパスタがあります（後述）
そしてスパゲティとは
イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一種。
スパゲティ（spaghetti）とは「紐」を意味しており
文字通り細長い紐状のパスタです。
太さによって呼び分けられます（後述）
文章だと分かりにくいですが
図にするとこうなります。
つまりパスタは麺類全体を指しているが
スパゲティはそのうちの1種類だということ。
レストランでスパゲティを使った料理を
パスタと呼ぶのは間違いではありません。
しかしスパゲティ以外のパスタ料理を
スパゲティと呼ぶと間違いになってしまいます。
日本ではスパゲティが一番知られていますが
他にもたくさんの種類があるんです。
イタリアにはなんと
600種類以上ものパスタがあるのだそうですよ。
ロングパスタの種類
日本パスタ協会によるとロングパスタとは
「長さが25センチ前後にカットした棒状のパスタ」
となっています。
そして麺の太さや断面の形状によって呼び方が変わります。
スパゲティ
ロングパスタの代表格ともいえるのがスパゲティ。
そしてそのスパゲティも
太さによって呼び方が変わります。
それでは皆さんも良く目にするスパゲティを
分類してみましょう。
●スパゲティ：直径1.9 – 2.0mm前後のもの
日本では下記するどの太さでもスパゲティと
呼ばれますがイタリアではスパゲティといえば
この太さになります。
太めで食べ応えがあり
スパゲティ本来の味わいを楽しめます。
重めのソースにもしっかりと絡んでくれるので
クリームソース・ミートソース・チーズソースが
おすすめです。
●スパゲティーニ：直径1.6 – 1.8mm前後のもの
おそらく多くの方が選んでいるのが
こちらではないでしょうか。
太すぎず細すぎずのプリっとした食感で
使い勝手の良いサイズです。
ソースの味わいとスパゲティの食感を
両方楽しめるのが特徴。
オイル系ソース・トマト系ソースをはじめ
明太子など和風ソースにもおすすめです。
どれにしようか迷った時はこちらをどうぞ。
●フェデリーニ：直径1.3 – 1.5mm前後のもの
フェデリーニは
イタリア語の「Federini（糸）」が語源。
一般的なパスタより細めに感じられます。
ソースが絡みにくいので
バジルソース・塩系ソースなどあっさりとした
軽めのソースと合わせられます。
スープパスタにするときにも
こちらをどうぞ。
●カッペリーニ ：直径1.3mm未満のもの
カッペリーニは
イタリア語の「capelli（髪の毛）」が語源で
日本のそうめんと同じくらいの太さです。
麺が細いので濃い目のソースと合わせると
風味が負けてしまうので要注意。
冷製パスタにするときはこちらをどうぞ。
スープパスタにも使えます。
ナポリではパイの具材としても
使用されているそうですよ。
リングイネ
リングイネは
イタリア語の「lingua（小さな舌）」が語源。
幅が3mm程度のロングパスタ。
スパゲティの断面が円形なのに対し
リングイネは楕円形をしているのが特徴。
少々太目なので弾力のある
モチモチとした食感を楽しめます。
スパゲティより幅広い形状なので
ソースと絡みやすくあっさりとしたソースよりも
濃厚なソースの方が相性がいいようです
ミートソース・ジェノベーゼソースや
魚介系（ペスカトーレなど）に合わせられます。
フェットチーネ
フェットチーネは
イタリア語で「小さなリボン」の意味がある
ロングパスタのひとつ。
小麦粉・卵で作られる
麺の幅が5~10mmの平打ち麺で
日本のきしめんのような形状です。
こちらも食べ応えのある
モチモチとした食感が特徴。
平打ちなのでソースが絡みやすく
牛肉や鶏肉のラグーソースと食べられるのが
一般的なのだそうです。
他にも濃厚な味わいのクリームソースとも
相性バツグンです。
ショートパスタの種類
ショートパスタとはマカロニに代表される
短くカットされたパスタ。
種類も多く中には
見た目が可愛らしいものもあります。
それではこちらも代表的な
ショートパスタをご紹介しますね。
マカロニ
ショートパスタと聞いて
まずはじめに頭に浮かぶのが
このマカロニではないでしょうか？
イタリア語だと
「Maccheroni（マッケローニ）」になります。
直径は2.5~5㎜で長さは15~30mmの
円筒状をしたショートパスタ。
日本ではショートパスタの総称として
「マカロニ」と呼ばれることもあります。
ベシャメルソース・チーズ・マヨネーズと相性がよく
色々な料理に利用されています。
グラタンやサラダにするのが一般的です。
ペンネ
ペンネは
イタリア語「Penna（ペンの先）」が語源。
両端がペンの先のように
斜めにカットされた形状をしており
ソースが絡みやすいのが特徴。
トマトソースやクリームソースとの
相性がよく食べ応えのあるショートパスタです。
ペンネには2種類あり
表面がなめらかな「ペンネ・リッシェ」と
溝がある「ペンネ・リガーテ」に分けられます。
日本においてはマカロニとペンネを
明確に区別していませんが本場イタリアでは
全く別物という認識だそうです。
アラビアータやアマトリチャーナに使われます。
フジッリ
フジッリはらせん状のショートパスタで
イタリア語の「fusile（ライフルの意味）」が
語源だそうです。
日本では「カールマカロニ」とも呼ばれていますね。
フジッリはその形状からソースが絡みやすく
濃厚なソースと合わせられます。
トマト系ソースをはじめ
ボロネーゼ・ゴルゴンゾーラと合わせられます。
他にもミネストローネなどのスープに入っていることも。
またマヨネーズやドレッシングとも
マッチするのでサラダにしても楽しめます
まさに万能型ショートパスタと言えるでしょう。
その他のパスタ
他にも
ベシャメルソース・ミートソース・チーズを
重ねて焼き上げたラザニア。
ひき肉・みじん切りの野菜・チーズを
挟んで四角形に切ったラビオリ。
小麦粉とジャガイモから作られる
お団子状のニョッキなども良く知られています。
食べるときにスプーンを使うのはあり？
この議論は過去に何度も繰り広げられており
色々な考え方があるとは思います。
踏まえた上で「あり」か「なし」を
申し上げるのならばブログ管理人的には
「なし」に1票を投じたいと思います。
ちなみに日本では一般的ですが
本場イタリアではスプーンは使いません。
日本においては常識でオシャレだとの認識ですが
イタリアではまだフォークの扱いに慣れていない幼児が
補助的に使うだけだと言われています。
大人になってスプーンを使うのは
「私はフォークがうまく使えません」と
アピールしているようなものです。
日本で置き換えるならば
「私は箸がうまく使えません」ということ。
色々なサイトを見ても
「マナー違反」としている方が圧倒的でした。
では、いつ頃からスプーンを使うのが
一般化したのでしょうか？
諸説あるようですが
1990年代いわゆるバブル期における
『イタ飯』ブームが影響しているようです。
東京の六本木や青山などオシャレな街に
気軽に利用できるイタリアンレストランが
続々とオープン。
テレビやファッション雑誌でも
多く取り上げられました。
若い男女がこぞって訪れ
イタリア料理を『イタ飯』と呼んでいました。
（わたくしもその世代・笑）
そして少しでも上品に食べたいという
女性心理もあってかスプーンを使うことが
広まっていったようです。
スパゲティをパスタと呼ぶようになったもの
ちょうどこの頃から。
パスタには形状や太さにより
さまざまな種類があるということが
知られるようになったわけです。
知らないと怖い食べ方マナー
スプーンを使う使わない問題もさることながら
知っておきたいのはパスタを食べるときのマナーです。
代表的な3つのマナー違反をご紹介します。
気が付かないうちにやってしまってないか
自己チェックしてみてください。
その1：パスタをすするべからず
そば文化が根付いている日本人の多くが
やってしまいがちです。
イタリアのみならず海外において
「ズズズっ」と音を立ててすする行為は
完全なマナー違反。
おならやゲップ同様に忌み嫌われ
同席者や周りのテーブルからも白い目で見られます。
その2：パスタを嚙み切るべからず
フォークに巻いたパスタが口に入りきらず
噛み切ったパスタがお皿にパラパラと散らばるのは
見苦しいもの。
パスタはひと口で食べきるのがマナーです。
自分が食べきれる量を把握して
適量を巻き取るのは急にはできません。
そのためにも日頃から
フォークの扱いに慣れておいてくださいね。
その3：ソースを最初から混ぜるべからず
これも思わずやってしまいがち。
ソースがパスタ全体に
絡むようにとの気持ちは分かりますが
残念ながらマナー違反です。
見た目も悪くなり
同席者に不快感を与えてしまう結果に。
パスタを端から取り少量ずつソースと絡めて
フォークで巻き取るようにしてくださいね。
まとめ
さて今回は
「パスタとスパゲッティの違いは？
スプーンを使うのはあり？疑問をスッキリ解決！」と
題してお届けしました。
いかがでしたでしょうか？
パスタの知識もさることながら
マナーを知っているのと知らないとでは大違い。
一歩日本を出ればあなたは日本人代表。
恥をかかないためにも
スマートさを身につけたいものですね。
それではまた！
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