こんにちは shige です。
あなたは「鬼」と聞いて
どんな姿を思い浮かべますか?
大昔は「桃太郎」
今や「鬼滅の刃」で一気にメジャーとなった「鬼」
![shige](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2020/10/cats-crop-150x150.png)
そういえば…。
「鬼」ってどうやって数えるか知ってますか?
そんなの知ってる~
という方も
分からないなぁ~
という方も続きをどうぞ。
そもそも「鬼」って何?
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/03/4449643_m-1024x683.jpg)
昔話やアニメなどで登場する「鬼」
そもそも「鬼」とはどういうものなのでしょうか?
Wikipedia で調べてみると下記のようになっていました。
鬼は一般的に日本の妖怪と考えられている。
伝説上の存在。
民話や郷土信仰によく登場する。
よく描かれる鬼は
頭に角が生え口に牙と鋭い爪がある恐ろしい姿。
そして虎皮の腰布を身につけ金棒を持った大男の姿。
『和名抄(平安時代の辞書)』によると「鬼」の語源は
「姿が見えないもの」「この世ならざるもの」を意味する
「隠(おぬ)」が転じたものとなっています。
この「鬼」という言葉と
容姿のイメージが定着したのは平安時代のようです。
そして「鬼」と聞くと
「赤鬼」「青鬼」がパッと浮かびますが
他にも黄色・緑色・黒と全部で5色の「鬼」がいます。
これは仏教における
5つの煩悩のである五蓋(ごがい)を意味し
鬼の色にあてはめられているのです。
鬼の色と意味
●赤鬼
「貪欲(とんよく)」
強い欲望を表しあらゆる悪の象徴とされています。
●青鬼
「瞋恚(しんに)」
恨み・憎しみ・怒りなどの象徴とされています。
●黄鬼
「掉挙(じょうこ)・悪作(おさ)」
浮ついた心の甘え・後悔の象徴とされています。
●緑鬼
「惛沈(こんちん)・睡眠(すいみん)」
怠け心・眠気・不健康の象徴とされています。
●黒鬼
「疑(ぎ)」
疑いの心・愚痴の象徴とされています。
節分に「豆まき」をするときは
自分が打ち勝ちたい煩悩の色の鬼にむけて
豆を投げてくださいね。
「鬼」ってどうやって数えるの?
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/05/pexels-magda-ehlers-1329296-1024x683.jpg)
では「鬼」はどうやって数えるのでしょうか?
1人?1匹?それとも1体?1頭?
結論からいいますと「匹」
ただし「人」と数える場合もあるようです。
要は人間に危害を加える「鬼」は「匹」
「鬼」であっても人間に友好的であれば「人」と
数えるということのようです。
昔は悪さしていた鬼でも
改心して人間と仲良く生活する場合には
「人」と数えてもらえるようになるということ。
まぁ架空の生き物ですので
その時の人間の視点によって数え方が変わるわけですね。
今や鬼といえば「鬼滅の刃」
そのキャラクターでいえば…。
敵の大将・鬼舞辻無惨を始め上弦・下弦の「鬼」たちは「匹」
「鬼」でありながら兄である主人公・炭治郎と共に戦う禰豆子は「人」
ということになりそうです。
※「鬼滅の刃」のストーリー中では「体」と数えています。
コッソリおしえる「鬼」が嫌いなもの
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/05/3105553_m-1024x683.jpg)
もしどこかで出会ってしまったら
この世の最期とも言える恐ろしい「鬼」
そんな「鬼」にも
実は弱点があるのでコッソリお教えしますね。
ひとつめは「柊(ひいらぎ)」
「柊」はモクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の1種。
葉にはトゲがあり目に刺さるので大の苦手としています。
そしてもうひとつが「鰯(いわし)」
焼いた「鰯」の臭気と煙で「鬼」が近寄れなくなるのです。
そしてこの2つを組み合わせたものが「柊鰯(ひいらぎいわし)」
節分などに魔除けとして使われます。
最強の組み合わせですね。
焼いた「鰯」の頭を「柊」の先端に刺したものを
家の戸口に置いたり吊るしたります。
そうすることで「鬼」が入ってこれないようにしているのです。
身近にある「鬼」がつく言葉
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/05/150236_s.jpg)
こんなに恐ろしい「鬼」ですが
わたしたちの身の回りには「鬼」と名のつく
言葉やことわざが多くあります。
どれも「鬼」の強さや凶暴で荒々しいイメージが
言葉の意味に込められているようです。
●鬼瓦
●鬼嫁
●鬼ごっこ
●鬼に金棒
●心を鬼にする
●来年の事を言えば鬼が笑う
●鬼の居ぬ間に洗濯
などなど
あなたはいくつ思い浮かびましたか?
鬼の武器
ことわざにある「鬼に金棒」
もともと強いものが更に強くなることのたとえ。
「鬼」には5色あることはお伝えしましたが
持っている武器も色によって違います。
赤鬼・・・金棒
青鬼・・・刺股(さすまた)
黄鬼・・・両刃のこぎり
緑鬼・・・薙刀(なぎなた)
黒鬼・・・斧
「鬼」の持ち物としてイメージが強い金棒ですが
実は赤鬼専用の武器だったのです。
なので「鬼に金棒」とは「赤鬼」を指すというわけ。
言葉やことわざ以外でも「鬼」と名のつく
哺乳類をはじめ魚類に鳥類や昆虫までたくさんいます。
●オニテンジクネズミ(カピバラ)
●オニオオハシ
●オニイトマキエイ(マンタ)
●オニカサゴ
●オニヒトデ
●オニユリ
●オニグルミ
●オニサソリ
●オニヤンマ
などなど
やはり大きいとか凶暴といった意味で使われているようです。
意外にもわたしたちの周りには多くの「鬼」がいるんですね。
まとめ
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg)
さて今回は「鬼」について
少しばかり掘り下げてみました。
「鬼滅の刃」の大ヒットのおかげもあり
世に広く知れわたりましたね。
もうし遭遇してしまったら
震えあがるほど恐ろしい「鬼」ですが
対処法を知っていれば大丈夫です。
何気なく毎日を過ごしているあなたのそばに
もしかしたら「鬼」が潜んでいるかもしれませんので。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3HEDTW+604DDE+3U84+5ZMCI)
コメント