こんにちは shige です。
今、「大正ロマン」に注目が集まっているってご存じでしたか?
そうなんです
社会現象にもなっている「鬼滅の刃」の影響なのです。
大正ロマンですか~。
古き良き時代の日本というイメージですね。
と、いうことで(?)
今回は「大正ロマン」について書いてみようとおもいます。
大正ロマンとは?
「大正ロマン」とは大正時代(1912年~1926年)に花開いた
「和」と「洋」の文化が融合した独特な雰囲気を持つ文化のこと。
大正時代は15年と短いながらも
鉄道や自動車網の拡大により都市化が促進された時代。
録音技術や活動写真や電話が出現するものこの頃です。
また、新しい印刷技法により大衆向けに新聞、書籍、雑誌などが普及。
これらメディアによって、文化や情報の伝播(でんぱ)が飛躍しました。
第一次世界大戦、関東大震災などがあり
人々の気持ち的にも経済的にも浮き沈みの激しい時代でもありました。
大正ロマンを感じられる風景
ヨーロッパやアメリカでは
直線や幾何学模様をモチーフしたアール・デコが主流でした。
そのため、当時の建物やインテリアにもアール・デコの特徴がみられます。
日本大正村
引用:日本大正村
岐阜県にある大正時代の街並みを保存したテーマパーク。
お気軽な散策コース。
矢絣と袴をレンタルしてのハイカラさんコース。
史跡・歴史マニアの方には史跡・歴史探訪コースもあります。
住所 :〒509-7731 岐阜県恵那市明智町1884番地3
電話番号:0573-54-3944
営業時間:施設の開館時間 9:00~17:00(入場受付:16時30分まで)
※12月15日~2月末日は10:00~16:00
URL :http://nihon-taishomura.or.jp/about
大正浪漫夢通り
引用:Wikipedia
大正から昭和初期にかけてのレトロな店舗が30軒余り並んでいる。
御影石の石畳など古き良き大正ロマンの風情が漂います。
映画・ドラマ・CMのロケ地としても有名です。
西武線「本川越駅」より徒歩10分
JR/東武線「川越駅」より徒歩15分
URL:https://www.koedo.com/
大正ロマンのファッション
和装から洋装へ移り変わるなかで
「モダンガール」「モダンボーイ」と称される人たちが街を闊歩していました。
先進的なファッションもさることながら
「大正ロマン」と聞いて多くの方が思い浮かべるのが
矢絣(やがすり)のお召(おめし)と袴にブーツ姿ではないでしょうか?
当時の女学生の間で流行っていたものです。
今でも大学の卒業式などでよく見かけますよね。
引用:大正村浪漫亭
矢絣の模様は矢羽をもとにデザインされたもの。
矢羽の形を縦に並べて二列おきに逆方向になっています。
射た矢は戻ってこないことから
結婚の際に矢絣の着物を持たせる縁起のよい柄とされるようになりました。
大正ロマンの飲食文化
都市部では中産階級を中心に洋食が広まり
「カフェ」「レストラン」が定着するようになったのもこの頃です。
カフェ文化
ミルクホール
文字通りミルクを主体とした飲食店。
カステラなどの洋菓子も提供されていました。
庶民的な価格だったので学生街や駅の周辺に多くあったようです。
純喫茶と特殊喫茶
純喫茶は酒類を扱わない純粋な喫茶店。
酒類を扱い、給仕(ホステス)の接客を伴う店は特殊喫茶と呼ばれていました。
洋食文化
大正の三大洋食
それは「カレーライス」「とんかつ」「コロッケ」です。
カレーライスは「ライスカレー」
とんかつは「ポークカツレツ」と呼ばれていました。
本来は、とんかつもコロッケも少量の油で揚げ焼きする料理。
日本に入ってきた時に、大量の油で揚げるスタイルになったようです。
大正ロマンの画家・音楽
大正ロマン期に活躍した画家や流行った音楽もあります。
それぞれ見てみましょう
竹久夢二
竹久夢二は大正ロマンを代表する画家。
「大正の浮世絵師」とも呼ばれ、美人画が有名です。
名前は知らなくても絵を見ると
「どこかで見た!」と心当たりがある方もいるかもしれません。
引用:竹久夢二伊香保記念館
竹久夢二伊香保記念館
住所 :377-0102 群馬県渋川市伊香保町544-119
電話番号:0279-72-4788
開館時間:09:00〜18:00(年中無休)
(12月〜2月は 9:00〜17:00)
URL :http://yumeji.or.jp/
音楽
西洋文化の影響を受けた新しい音楽が流布。
数々の歌謡曲も誕生しています。
また、ジャズもこの頃に日本に伝わってきました。
ダンスホールも大人の社交場として賑わいをみせていたようです。
まとめ
今回は「大正ロマン」についてお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
それにしても「鬼滅の刃」の影響力ってすごいですね。
ちなみに、私が知ってる大正時代を背景にした漫画は「はいからさんが通る」です(古っ)
もし、気になる場所があったら訪れてみてください。
大正ロマンの雰囲気を肌で感じられます。
それではまた!
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