こんにちは shige です。
夏の風物詩といえば「そうめん」です。
冷たい「そうめん」はのど越しも良く
食欲が落ちやすい夏場には重宝しますよね。
ちなみに…。
「そうめん」と「ひやむぎ」の違いを知ってますか?
そんなの知ってる~
という方も
分からないなぁ~
という方も続きをどうぞ。
そもそも「そうめん」って何?
普段何気なく食べている「そうめん」
Wikipedia で調べてみると下記のようになってました。
小麦粉を原料とした日本および東アジアの麺のひとつ。
主に乾麺として流通するため市場で通年入手できるが
冷やして食べることが多く清涼感を求めて夏の麺料理として
食するのが一般的である。
「そうめん」は原材料である小麦粉・食塩・水を
混ぜてよく練り引き延ばして乾燥させたもの。
そして製造方法により
「手延べそうめん」と「機械そうめん」に分けられます。
●手延べそうめん
小麦粉・食塩・水を混ぜて練った生地を
ヨリをかけながら丸棒状に細く引き伸ばし乾燥。
コシが強くのど越しが良い「そうめん」になります。
●機械そうめん
小麦粉・食塩・水を混ぜて練った生地を
ローラーで薄くのばしてから細く切って乾燥。
「手延べそうめん」に比べお求めやすい価格になっています。
「そうめん」の厄
昔から「手延べそうめん」は
出来たてではなく古い方が美味しいとされています。
それはなぜでしょうか?
寒気に仕込まれた「そうめん」は
夏の需要期のために貯蔵庫でねかせます。
そして高温多湿の梅雨をむかえると
「そうめん」自身の水分が一種の高温発酵をおこします。
その結果「そうめん」に「コシ」がうまれ
茹でのびしにくい麺になるのです。
これを「厄(やく)」と呼んでいます。
2回目の梅雨を越したものは「古物(ひねもの)」
3回目の梅雨を越したものは「大古物(おおひねもの)」
但し古ければ古いほどいいというわけではなく
一番の食べごろは2~3年なのだそうです。
「そうめん」と「ひやむぎ」の違いは太さだった!
「そうめん」と「ひやむぎ」の違いは
原材料や製法の差ではなく太さなのです。
どのような基準になっているのかというと…。
「そうめん」は直径1.3mm 未満。
「ひやむぎ」は直径1.3~1.7mm 未満。
実は「うどん」や「きしめん」もその延長線上にあります。
「うどん」は直径1.7mm 以上。
「きしめん」は幅4.5mm 以上かつ厚さ2.0mm 未満。
そうなんです。
この4つは味のちがいではなく
太さと形状により呼び方がが変わるのです。
麺が細い順に「そうめん」 ⇨ 「ひやむぎ」 ⇨ 「うどん」
幅が広くなると「きしめん」というわけなのです。
「そうめん」の歴史
「そうめん」は
奈良時代に唐から伝わった菓子のひとつである
「索餅(さくべい)」が元になっているようです。
「索餅」とは小麦粉ともち米を練り
縄のように細長くねじって作った唐菓子。
現在でも
「神饌(しんせん):神社や神棚に供える供物のこと」
として用いられています。
そして時を経て
室町時代には現在の形になったとされています。
ちなみに漢字で書くとこうなります。
「そうめん」は「素麺」
「ひやむぎ」は「冷麦」
「うどん」は「饂飩」
「きしめん」は「棊子麺」
まとめ
今回は
「そうめん」を少しばかり掘り下げてみました。
夏場は冷たい「そうめん」や「ひやむぎ」
冬場は温かい「うどん」や「きしめん」と
四季を通じて楽しめます。
またサラダ風にしたり
具材と一緒に炒めたりとアレンジも可能です。
食感の違いも楽しみながら
毎日の食卓に取り入れてみてください。
それではまた!
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