サナギを見るのは2回目ですが
見事な金色でした!
5月下旬のある日のこと。
川平湾の一角でオオゴマダラのサナギを発見👀
オオゴマダラはタテハチョウ科の蝶で
羽を広げると13cmほどあり日本の蝶では
最大種のひとつ。
石垣市の「市の蝶」にも指定されています。
東南アジアに広く分布し
日本では喜界島・与論島以南の南西諸島にしか
生息していません。
羽は白と黒のまだら模様になっていて
ふわふわと優雅に飛ぶ姿から
「南国の貴婦人」とも呼ばれています😌
そしてもうひとつの特徴がサナギ。
なんと「金色」なのです!
ではここで
皆さまにクイズです。
次の写真に金色のサナギがあります。
さてどこにあるでしょうか?
見つかりましたか?
正解はココ!
拡大したのがこちら。
ね。
見事な金色でしょ。
ちなみに幼虫時代は
どんなだったかというと…。
あ、虫が苦手な方はスキップしてください😝
白黒の縞模様で
体の横に赤い斑点が一列に並んでいます。
結構ハデ目の体色です😅
すぐに見つかって捕食されそうなのですが大丈夫。
その理由が食草にあります。
幼虫の食草となるのがこのホウライカガミ。
実はこのホウライカガミは有毒。
他の生物は食べませんが
オオゴマダラの幼虫は食草としています。
この葉を食べることで体内に毒をため込み
外敵から身を守っているのだそうです。
そして成虫になったあともこの毒が残っていて
鳥などから襲われにくいと言われています。
ここでサナギの話に戻りますが
なぜホウライカガミではなくサッシの下に
移動したんでしょうかね?🤔
お聞きしてみたら
「家賃が高いから」とのことでした(笑)
そして10日くらい後のこと。
どうやら無事に羽化したようです。
気が付いたらこのような状態になってました。
羽化の様子をお届けできなかったのが残念😖
昨年バンナ公園にある
「世界の昆虫館」を訪れた際に偶然にも
羽化したばかりのオオゴマダラと出会いました。
その時の様子がこちら。
まだ羽が伸び切っていないのかじっとしてました。
オオゴマダラは一般的な蝶と比べて寿命が長く
3~4ヵ月ほど生きるのだそうです。
おそらく今もどこかで
元気に飛び回っていることでしょう。
またここに帰ってきてくれるといいな。
コメント