こんにちは shgie です。
今回は
「のんびり石垣島散策」の第7弾です。
![shige](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2020/10/cats-crop-150x150.png)
石垣島でマングローブが群生している場所のひとつ
「宮良川(みやらがわ)のヒルギ林」へ行ってきました!
場所はこちらです。
街の中心部から東方面へ4,5kmほどの場所にあります。
今回もちゃんと場所を確認して
「相棒」とお出掛かけです。
最近よく出掛けるので
腕と顔が日焼けしちゃいました。
石垣島では
一応「冬」ということになってますが
日差しはすでに強いです。
腕時計の跡がクッキリしてきたので
今回から外して出掛けることに⌚
わたくしが住んでいるマンションからは約9kmほど。
のんびりこいで1時間もあれば着きます。
で、1時間後…。
グーグル先生によると
目的地に到着のようなのですが
それらしき場所が見当たらず…😰
道路脇を見ると
車が4,5台止められそうな駐車スペースがあるだけ。
とりあえず「相棒」をすみっこに止め
階段をおりてみると途中に何やら「石碑」のようなものが…。
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/9d3ce5daadf829c9e5457f1c72ea932a-1024x516.jpg)
なになに
文字を読んでみると…。
天然記念物「宮良川のヒルギ林」と刻まれてます。
あ、ここであってるのねー😆
これまでのように
「ドーン」と大きな駐車場がある公園を想像していたので
ちょっと拍子抜けしちゃいました。
駐車スペースはあるけれど
止められる台数が少ないので
レンタカーで来るにはちょっと厳しいかなー。
そして
となりにあるパネルにはこのように書かれています。
天然記念物 宮良川のヒルギ林
昭和47年5月15日指定
「宮良川のヒルギ林」は宮良川の河口から上流の両岸1,500mにわたって発達し、その面積225haで、メヒルギ、オヒルギそしてヤエヤマヒルギなどの種類を中心としたヒルギの大群落であります。
また、指定地内には前記の種以外にハマナツメ、カカツガユ、ヒメガマ、オキナワシャリンバイ、サルカケミカン、アダンなどもみられます。
ヒルギ林は熱帯から台湾、沖縄を経て鹿児島県まで分布し、海岸や河口などの泥地に成林する特異的な群落です。
本地域は石垣島の代表的なヒルギ林として指定してあります。
なお、この地域において許可を得ることなく現状を変更し、または、保存に影響を及ぼす行為をすることは法律で禁じられています。
文部省
沖縄県
さらに下におりる階段があるので
目を向けると橋の下にマングローブの林が広がってました!
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/3bf12a63498d18c8cc0dfa37186296c5-1024x515.jpg)
ここは
人の手が入れられた公園というよりも
大自然そのままに人が足を踏み入れるといった感じです。
トイレ、自動販売機や更衣室等はありません。
足元がぬかるんでいて歩きにくいので
ビーチサンダルよりもマリンシューズなどの
しっかりした履物の方がいいですね。
引き潮のタイミングで行けば
散策できる範囲も広がるのでおすすめです。
ちなみに…。
「マングローブ」という名前の植物はないってご存じでしたか?
おそらく多くの方は「?」って感じかと
実は
パネルの説明にもありましたがヒルギ類など
熱帯・亜熱帯の河口付近の汽水域に生育している植物を総称して
「マングローブ」と呼んでいるのです。
それでは「マングローブ」の林を散策してみましょう。
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/2e0c945c8ea09087007a098c7969fc56-1024x516.jpg)
このあたりに生育しているのは「オヒルギ」です。
「オヒルギ」はヒルギ科オヒルギ属の常緑高木で
日本国内だと背丈は10m位まで成長します。
幹は真っすぐで
汽水域でも比較的内陸に生育するのが特徴。
生育北限は奄美大島です。
地面をみると何やらボコボコと突起物があるのが分るでしょうか?
これは根っこで「呼吸根(こきゅうこん)」といいます。
酸素の少ない土中での呼吸を助けているのです。
おっと
面白いものを見つけましたよー🧐
周りにいくつか落ちていたので集めてみました。
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/IMG_0339-1024x768.jpg)
赤みがかかったオクラのようにも見えますが
これが「オヒルギ」の種子なのです。
木になっている状態の種子はこんな感じ。
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/IMG_0345-1024x768.jpg)
熟すると落下して柔らかい泥に刺さったり
流れていって新しい場所で芽を出します。
このようにして「マングローブ」の林は成長していくわけです。
それでは
波打ち際に目を移してみましょう👀
別の種類の「マングローブ」を見つけました。
タコの足のように根が伸びているのが分るでしょうか?
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/997b0c0b3f7698ea0c4db66cf8059dc8-1024x516.jpg)
これが「ヤエヤマヒルギ」です。
「ヤエヤマヒルギ」は
ヒルギ科ヤエヤマヒルギ属の常緑高木で
生育北限は沖縄本島です。
日本国内だと8~10m位まで生育します。
タコの足のような根っこは「呼吸根」で
体を支えるようにみえることから
「支柱根(しちゅうこん)」とも呼ばれています。
他のヒルギ科の植物よりも塩分への耐性が強く
より海側に生育するのも特徴のひとつ。
多くの人がイメージする「マングローブ」は
この「ヤエヤマヒルギ」ではないでしょうか?
ここ「宮良川のヒルギ林」で見られる
もうひとつのヒルギである「メヒルギ」も探したのですが
探し方が悪かったのか見つけられませんでしたー😭
ちなみに…。
「メヒルギ」はヒルギ科メヒルギ属の常緑高木で
日本国内だと7~8mまで生育します。
「オヒルギ」や「ヤエヤマヒルギ」より耐寒性があり
鹿児島県にも生育してます。
最大の特徴は「呼吸根」で
まるで板のような形状をしていることから
「板根(ばんこん)」と呼ばれています。
こんな感じです。
写真お借りしてきましたー。
![](https://shigeplaza.blog/wp-content/uploads/2021/02/80bcfd25c3d64d91cc0a996ecf029be1.jpg)
引用:なきじん海辺の自然学校
また
こような「マングローブ」の林には
マングローブ蟹(ノコギリガザミ)やシオマネキがいますが
今回は出会えませんでしたー😫
というわけで時を忘れ大自然を満喫。
石垣島へお越しの際は
のんびり「マングローブ」の林も散策してみてください。
それではまた!
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