初めて闘牛を見ましたが迫力満点でしたよ!
突然ですが…。
石垣島に闘牛場があるのをご存じでしょうか?
名前は「八重山闘牛場」
場所はこちら。
周りを畑に囲まれた静かな場所に
ぽつねんと建っています。
年に何度か大会が開かれていて
特に人気があるのが正月に行われる「新春闘牛大会」と
旧盆中に行われる「旧盆ナイター闘牛大会」だそうです。
ということで(?)
前売り券を入手して「旧盆ナイター闘牛大会」に
行ってきました!
この日は用事があったので会場に着いたのが7時前。
薄暗くなりかける頃でした。
試合は6時から始まっているので
近くまで行くと人々の歓声が聞こえてきます。
受付でチケットを渡すと取り組み表をくれました。
見るからに強そうなものから
思わず笑ってしまいそうなものまで
個性的な名前ばかり。
そうなんです。
スペインの闘牛のように「人」と「牛」ではなく
「牛」と「牛」が戦うスタイル。
対戦は若い牛から始まりベテランの牛へと全10試合。
体重は重い牛で900kgとなっています。
ちなみに軽自動車1台の重さが700kg~900kgくらい。
要は軽自動車同士がぶつかり合うわけです😨
このような闘牛場は日本では他に
●うるま(沖縄県)
●徳之島(鹿児島県)
●山古志村(新潟県)
●宇和島(愛媛県)
でも行われています。
はやる気持ちを抑えて会場内へ。
座席は既に埋まっているので後方からの立ち見です。
この日は祭日だったからか
お子様連れの姿が多くみられました。
闘牛場を見た最初の感想。
「ちっちゃ~」
写真では分かりにくいかもしれませんが
闘牛場は直径20mくらいの円形でしょうか。
もうちょとあるかな?
チケットには確かに
「日本一小さな闘牛場」と書いてあります。
ルールを始め何にも分からないわたくし。
とりあえず静かに観戦することに。
ご紹介しているのは
第9戦の碧一力 vs 雷王(元・雷神逞真王)です。
まずは選手(牛)入場。
ラッパや太鼓の音と共に勢子(せこ)に引かれて
闘牛場内へ入ってきます。
先に入場したのは西(白組)の雷王。
勢子とは牛の脇に寄り添い闘いに導くための介助役。
闘牛には欠かせないものであり危険な仕事です。
小さい闘牛場がさらに小さく見えますね😅
この牛は足で砂を蹴り上げてやる気満々。
対戦相手を待っています。
そして東(紅組)の碧一力が入ってきました。
両選手が頭を突き合わせたところで対戦開始。
先に闘牛場にいた左側の牛(雷王)が
低い体勢からいきなり突っ込んでいきます。
不意を突かれたせいか態勢を崩しますが
碧一力も負けじと反撃に転じます。
対戦が激しさを増したところで
鼻綱を外して牛と牛とのガチンコ勝負に。
左が雷王で右が碧一力です。
勢子は牛の闘志を掻き立てるために
声をあげたり体を叩いたりします。
そしてどちらかの牛が
戦意喪失して逃げだしたら勝負あり。
後ろで白旗を上げてる人が審判。
試合は数秒・数十秒で終わることもあれば
何十分も続くこともあるようです。
ちなみにこの試合は1分半ほど。
雷王の勝利となりました。
試合が終われば再び鼻綱をつけて負けた牛は退場。
なんだか寂しそうな表情に見えるのは
わたくしだけでしょうか?(笑)
そして勝った牛は
背中に布をかけ角にはタオルを巻いて
お客様に勝利のご挨拶🐂
とまぁこんな感じで対戦が進んでいくわけです。
闘牛場が小さいぶん牛との距離も近く迫力満点。
興奮した牛の咆哮には圧倒されます。
各試合ではアナウンサーが
選手の紹介から対戦模様まで解説してくれるので
闘牛の知識がなくても楽しめます。
そして試合の合間には島唄のライブ演奏もあり
島気分を満喫できますよ。
最終戦の優琉神三男坊 vs 与那国ボーチュラーが
YouTubeにアップされていたのでどうぞ。
石垣島のご滞在中に闘牛の開催日があったら
ぜひ訪れてみてください。
海だけではない石垣島の魅力を
感じていただけると思います。
それではまた!
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