新年を迎える準備には
色々とありますが『鏡餅』もそのひとつ。
で、ふと思ったんですよ。
・鏡餅を飾る期間はいつからいつまで?
・どこに飾ればいいのかな?
・飾るポイントや注意点はある?
知っていそうで知らないことばかり…。
そこで今回は
鏡餅を飾る期間はいつからいつまでか?
どこに飾ればいいのか?
ポイントや注意点も調査しました。
鏡餅はどこに飾ればいい?
そもそも鏡餅は
新年の神様『年神(としがみ)』への
供え物であり『依り代(よりしろ)』でもあります。
『依り代』とは神霊が寄り付く対象物の意味。
少々乱暴に言うならば
鏡餅は『年神様』をお迎えする目印で
滞在場所でもあるということ。
なので飾る場所はどこでもいい
というわけではありません。
鏡餅の飾り場所は
家庭や地域の習慣によって異なりますが
神棚や床の間が最適な場所とされています。
どちらもないという場合は
家族が集まるリビングがおすすめ。
鏡餅は年神様の滞在場所ですから
騒がしいテレビの上や見下ろすような
低い場所は避けましょう。
またひとつだけでなく
複数お供えしても大丈夫です。
メインの鏡餅はリビングに置いて
台所・書斎・子供部屋など年神様に
来てほしい場所にお供えしましょう。
ただし
玄関には飾ってはいけない
としている地域もあるようです。
理由は
家の中で玄関は下座であることと
土足である不浄な場所とされているから。
でもこのような考え方や風習がなければ
玄関に飾っても問題ありません。
気になる場合は
玄関を清潔に保ち明るくしておきましょう。
鏡餅を飾る期間は?
鏡餅を飾る期間については
地域ごとに異なる習慣が存在しますが
飾りはじめは『正月事始め』である
12月13日以降が一般的。
鏡餅などの正月飾りは
大掃除を終わらせてから飾るのが
いいとされています。
近年では
縁起が良いとされる末広がりの『8』がつく
12月28日に飾る家庭が多いようです。
逆に29日は『二重苦』を
連想させるため避けられています。
また31日に飾るのは
慌ただしく神様に無礼だと考えられているのと
「一夜飾り」とも呼ばれ縁起が良くないと
されています。
このような風習や考え方をふまえると
鏡餅は12月13日~28日までの間に飾るのが
いいようですね。
では鏡餅はいつまで
飾っておけばいいのでしょうか?
『鏡開き』である
1月11日まで飾るのが一般的ですが
関西地方では1月15日とする地域もあるようです。
飾るポイントや注意点は?
鏡餅の飾り方のポイントや
鏡開きの注意点をご紹介します。
飾り方のポイント
鏡餅は
ただ餅を飾ればいい
というわけではありません。
地方や家庭によって違いはありますが
飾り方のポイントを押さえておくことが必要です。
引用:日本鏡餅組合公式サイト
鏡餅は神様へお供えするときに使用する
『三方』と呼ばれる台座にのせます。
その他の飾り物にはそれぞれ意味があります。
橙(だいだい)
木から落ちずに大きく育つことから
家が子々孫々「代々」続きますようにとの
願いが込められています。
近年では『みかん』で代用されることが
多いようです。
御幣(ごへい)
お供え物として清浄を表すほか
四方に繫栄するようにとの願いが
込められています。
通常の御幣は白一色なのですが
紅白になっているのは魔除けの意味合いが
あるようです。
四方紅(しほうべに)
鏡餅をのせる色紙で四方を紅で縁取ったもの。
天地四方を報じて災いをはらって
一年の繁栄を祈願するとされています。
裏白(うらじろ)
南日本に生息するシダの一種。
一対の葉を重ね葉が垂れ下がることから
縁起物とされています。
葉の裏が白いので白髪になるまで
長生きするようにという願いも
込められているようです。
近年では真空パックになった餅と飾り物が
セットになった鏡餅がスーパーなどで
販売されているので便利ですよね。
それをトンと飾るよりも
100円ショップにある正月らしい小物と
一緒に飾ったりお盆のうえにのせたりすると
おしゃれに飾れます。
ぜひお試しになってみてください。
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